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2022.09.30

季刊誌Lifan

台風について、あなたはどのぐらい知ってますか?

 

台風について、あなたはどのぐらい知ってますか?

毎年9月~10月にかけて、台風シーズンが続きます。台風が発達し、日本列島にも接近しやすく、大きな被害をもたらすのもこの時期です。特に沖縄地方はたくさん到来しているイメージがありますよね。では、去年沖縄への台風の上陸数はいくつだったかご存じでしょうか。2つ?4つ?6つ?実はどれも不正解です。正しくは、沖縄への台風の上陸は一度もありません!日本の気象庁の定義によれば、台風の「上陸」とは、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸に達することをいいます。したがって、台風の中心が沖縄の海岸に至っても上陸とはならないのです。台風の中心が、小さい島や半島を横切って、短時間で再び海上に出ることは、「台風の通過」と呼ばれます。そもそも台風ってなに?… 今回は、台風の基礎知識・豆知識をご紹介します。

 

台風とは?

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち「北西太平洋」及び、「南シナ海」で発生したもので、なおかつ最大風速が「毎秒17m以上」のものを台風と呼びます。

 

台風と判断する3つの条件

1.熱帯低気圧である
2.「北西太平洋」及び「南シナ海」で発生
3.最大風速は毎秒17m以上

 

台風はどうやって発生する?

海水の温度が高くなり、海水がどんどん蒸発して水蒸気ができ、この水蒸気をたくさん含んだ空気のかたまりが上昇すると、上空で積乱雲ができます。この積乱雲にまわりから水蒸気をたくさん含んだ風が吹き込んで渦ができ、やがて台風へと発達していきます。

 

 

 

ニュースで聞く大型の台風は、どれくらい大きい?

台風の「強さ」は、最大風速(m/秒)で、「大きさ」は強風域の大きさで決まります。

 

 

 

 

ちなみに50m/秒は時速180㎞なので、走行中のトラックが横転したり、電灯や外灯が倒れたりすることもあります。猛烈な台風の風速がいかに凄いかがわかりますね。

 

 

「でいごの花が多く咲くと台風が多い」

沖縄の歌などで耳にするデイゴの花ですが、沖縄では昔から「デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、天災に見舞われる」と言われています。その他にも、広島県加計町あたりでは、「ハチの巣が低いと台風が多い」といった古くからの言い伝えもあります。

 

 

 

「台風の名前」

台風には番号だけでなく、名前も付けられています。以前は英語名のみでしたが、2000年より北西太平洋または南シナ海で発生する台風には、地域で使用されている名前(台風委員会に加盟している国などが提案した名前)が使われるようになりました。台風委員会に加盟している14ヶ国などから提案された、140個の名称をリストにしたものがあらかじめ用意されており、2000年の台風1号から、発生する順にこの名前を使用しています。2022年に発生した台風1号は「マラカス」、台風2号は「メーギー」という名前でした。今後の名前リストを一部ご紹介しておきます。

 

 

 

 

台風委員会では台風に対しての防災意識を持ってもらうため台風に馴染みのある名前を付けています。台風は非常に危険な災害であり、勢力の強弱に関わらず警戒しなければいけません。
※台風委員会とは、北西太平洋または南シナ海で発生する台風の観測と災害防止のため、1968年アジア太平洋経済社会委員会とWMO(世界気象機関)によって設立された国際組織。

 

 

備えあれば憂い無し!台風に備えよう!

台風による被害についてはニュースなどでもよく報道されています。被害を最小限に食い止めるためにも、専有部・共用部共に事前の対策についてもう一度チェックしてみましょう。

 

準備できていますか?チェックリスト

□ベランダに置いている物干しや、植木鉢など、飛んでいきそうな物は片付けている。
□急激に雨が強まった時に備え、バルコニーの排水口に詰まりの元になるゴミがないか確認し、スムーズに水が流れるように掃除をしておく。
□窓の周りの隙間をチェック。暴風雨になるとサッシの隙間から、水が室内に侵入することもあります。万一に備えて大きめのタオルや新聞紙などを用意しておくといいでしょう。
□停電対策として、懐中電灯など用意しておく。
□機械式駐車場の車を移動する。激しい大雨の際に雨水が大量に侵入し排水ポンプの容量を超えたり、ポンプにゴミが詰まったりすると、下段の車が浸水する可能性があります。大雨による機械式駐車場の車の浸水は、保険適用外となり、自己責任になりますので、車の移動は早めに検討してください。

 

台風の事前対策は、家、家族、周囲への被害をそれぞれ防ぐための重要な行動です。台風時期が近付くまでに、対策を進めておけば安心ですね。

 

 

気象庁のサイト「キキクル」

土砂災害、浸水害、洪水災害からあなたやご家族の命を守るための情報「キキクル(危険度分布)」のページです。携帯でも「気象庁 キキクル」で検索できますので、活用してみてはいかがでしょうか。